現在2歳8ヶ月の息子。
ちょうど1年前、1歳8ヶ月の頃の日記を見ていたら、自分のあまりの病み具合に、この1年の息子の成長を感じずにはいられません。
この記事では、1年前の状況と、最近つみきの会に入会した話について書きます。
1歳8ヶ月でも喃語しか喋らなかった
1歳半健診で引っかかってから、わたしの不安は日に日に増していきました。
2歳までに喋らなかったらどうしよう
そもそも今後喋ることができるようになるのだろうか…
そんなことばかり考えていた気がします。
1歳8ヶ月の頃の日記
わたしは長男を出産した日から、ほぼ毎日アプリで育児日記を書いています。
1歳8ヶ月、喋らないどころか、要求の指さしさえできない息子への不安がピークに達した時期でした。
▼当時の日記を一部抜粋
- 支援センターに行ったほうがいいんだろうけど、帰りに泣きわめくから行きたくない。家ではずっと穏やかにいい子にあそんでいられる。
- 大きい声で呼んでも振り返らない。怒鳴ったら泣きながら怒って飛びついてきた。〇〇は悪くないのに当たってしまった。
- 疑いが確信に近づいて、受け止められない自分にイライラするし、頭ではわかっていてもどうすればいいのっていう不安で押し潰されそう。〇〇がこれからつらい思いをするかもしれない。わたしも不安でしんどいけど、きっと本人が1番生きづらくて大変な思いをするだろう。人にも会いたくない。誰にも相談したくない。
いま読み返したら自分でも引くレベルで被害者ぶっていました。
息子はなにも悪くないのに、勝手に期待して当たって、本当に最低。
この時期、夫の帰りが遅くて、実家も遠く、息子の発達遅れについて気軽に話せる人がいない状況だったのがしんどかったです。
人に伝えるのはむずかしい
友達には「ことばが遅いんだ」と話してはいましたが、軽く話題に出す程度に留めていました。
何事にも言えることだけど、同じ状況の人にしか気持ちはわからないと思うし、深く掘り下げたところで、その場を盛り下げてしまうだけだと思うから。
返ってくるのは、当たり障りなく、
「個人差あるし」
「男の子は遅い子も多いし」
「こちらの言うこと理解できてれば問題ない」
「心配になるよね、でもそのうち喋るから大丈夫」などなど、励ましのことばです。
わたしがもし逆の立場でも、「心配だよね、でも個人差あるもんね」としか言えないと思う。
子どもの発達に関することって結構デリケートな問題だから、状況のちがう人と長々と話すことでもないし。
息子はわたしの言うことを理解しているのかも微妙だったので、当時は大丈夫なんてまったく思えなかったけど、「早くママって呼んでほしい!!」とかなんとか適当にその場では返していました。
それからABA療育に出会い、希望の光をみつけた気がしました。
1歳9ヶ月につみきの会の発達相談を受ける
ABAの存在を知ってからは、食いつくように調べて息子をどうにかしたい、と藁にもすがる思いで、つみきの会の発達相談を受けました。
ネットでABAについて調べていると、まず出てくる(有名っぽい)のが、つみきの会。
日本ではまだ少ないとはいえ、ほかにもいくつかABAセラピーを提供している機関がありましたが、
なかでもつみきの会は、代表の藤坂さんが、まだABAが日本で知られていない頃に、必死で情報をかき集めて、自閉症の娘さんのことばを促したい、という一心で、自宅で自らセラピーを行った(そして驚くべき成果を目の当たりにした)、という経緯をお持ちなので、上辺だけではない強い意思で事業を立ち上げられたことが想像でき、つみきの会に惹かれました。
発達相談では、息子にABAセラピーの課題もしていただき、関わり方を学びました。
自閉傾向がある、ということも言われたので、やはり息子は受診したら何かしらの診断名がついたのかも(いまでもつくのかも?)しれません。
わたしが住む市では、診断名がなくても療育が受けられることと、
保健師さんや臨床発達心理士さんの見立てで、発達に遅れはみられるがもうすこし様子見、ということで医療機関につながるキッカケがなかったので、2歳8ヶ月のいまでも診断はありません。
2歳8ヶ月でつみきの会に入会した
発達相談を受けてから約1年越しですが、つみきの会に入会しました。
相談のあと(1歳9ヶ月の頃)なぜすぐに入会しなかったのか。
まずイスに座らせるのがむずかしそうだし、本格的なセラピーは自分には無理だと思ったから。←
(つまりそこまでの覚悟がなかった…夫も忙しくてほぼワンオペだったし…)
ひとまず、関わり方を見直すことからはじめよう!!
と決心し、ABAの原理を日常に取り入れることにしました。
すると、劇的に目合わせや発声が増え、1ヶ月ほどで数字を喋るようになり、息子とのコミュニケーションが楽しくなってきたので、しばらく自力で勉強しながらやってみようと思ったのです。
指導方法はつみきの会の藤坂代表が執筆された著書を参考にしました。
イスや机は使っていないのですが、動作摸倣や要求を引き出すコミュニケーションなど日常生活のなかでできることを実践。
その結果、息子はものすごく成長して、要求や応答の指さしを習得、摸倣スキルが上がり、2歳7ヶ月で2〜3語文も喋るようになりました。
わたしはこの1年で確かな成果を感じたので、ABA療育の基礎からきちんと理解して、トレーニングも順序立てて実施したい、と思い、入会に至りました。
もっと早く入会すればよかったかもしれないけど、手探りでやるだけのことはやった(甘めの評価←)と思うし、
2歳後半、まだ伸び代の期待できる歳で、これからの人生を大きく左右するほど重要な発達段階だと思うから、後悔しないようできる限りのことをしたい。
語彙は爆発したけれど、まだまだ宇宙語も多く会話は成り立たないから、じっくり向き合っていこうと思います。
コメントを残す